絵を描くにあたって、対象のものについて調べたり、観察をしたいと思いました。
今回は、ハクセキレイという鳥の観察記録を付けたいと思います。
尻尾を振りながらトコトコ歩くかわいい鳥です。
全体的な特徴
全長は21cm程度。スマートでスタイリッシュな印象です。黒と白と灰色の3色・・・と思いきや、よくみるとセピア色みたいな色も入っています。

顔
目の横に黒い線が入っています。額とほっぺからあごの部分は白いです。頭部は黒または灰色です。かわいいつぶらな瞳をしています。くちばしは鉛筆の芯みたいな形をしています。
スタイリッシュなのにかわいいのは、顔周りに白が多めだからでしょうか。
ハクセキレイに似た鳥でセグロセキレイという鳥もいますが、こちらは頬からあごの部分は黒くカッコいい印象です。


胴体
胸は黒い三角形の模様、お腹周りは白や灰色です。

羽
メスは夏羽は背が灰色で冬は頭部と背共に灰色になります。オスは夏は背と頭部共に黒色で、冬は頭部が黒で背が灰色になります。
オスメスの違いは頭部と羽の色で見分けられます。

足
長くてすらっとしています。足指は前に3本、後ろに1本の三前趾足です。この長い足を使ってトコトコ歩きます。
ハクセキレイは歩くのが早いので運動不足の身としては、競争したら負ける気がします。

歩く姿を動画で撮ってみました。
尾
とても長いです。体の胴体と同じくらいの大きさです。この長い尾を上下にぴょこぴょこ動かします。尾をぴょこぴょこ動かすのはセキレイ系の特徴です。

後姿を動画で撮ってみました。
その他の情報
声
地鳴きは「チチッ、チチッ」
さえずりは地鳴きより高い音の「チチッ、チチッ」
飛び方
波状に飛びます。飛ぶの下手なのかなと思ってしまうほどグイングイン飛んでいます。
食べ物
かわいい顔してクモなどの虫を食べます。地べたをトコトコ歩いているのも虫を探しているからなんですね。
見られる場所
もともとは北日本にいた鳥のようですが、今では都心部にも姿を現します。割と人間に近寄ってきて、結構人懐っこい鳥です。駐車場でトコトコあるく白黒の鳥がいたらハクセキレイかもしれません。
見られる季節
留鳥といってある地域(今回でいうと日本)で1年中みられます。
ねぐら
意外と身近な駅前のロータリーなどにある木にもハクセキレイのねぐらがあるらしいのです。ハクセキレイは集団で見かけたことは私はありませんが、寝る時は集団でねぐらに帰って寝るのだとか。ただ、団子になったりはせず、ある程度他のハクセキレイと距離をとって寝ます。
まとめのスケッチ
観察してスケッチをしました。冬のオスです。冬は少し丸くて更にかわいいです。

おまけ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
おまけでハクセキレイのおしりと、水浴び姿を、よろしければお楽しみください。

参考文献
- とうごう なりさ/著,『ちいさなかがくのとも ハクセキレイのよる』( 2022年02月,福音館書店)
- 石田光史/著,『ぱっと見わけ観察を楽しむ野鳥図鑑』(2015年4月,ナツメ社)
- 高野伸二/著,『フィールドガイド日本の野鳥』(2007年10月,日本野鳥の会)

